シムズ4では、ゲーム中シムが身に着けるものや家具・建材等々を選ぶのに、決まったカラーバリエーションから選択しますよね。これ、そのカラーのバリエーションによっては、もうちょっとこうだったらいいのに…とか思うことがありませんか?
それを自分でカスタムするのに、カスタムコンテンツを作るとなると、ちょっと大変そう…となるかもしれません。ですが、実はメッシュを弄らない(モデリングをしない)カスタムコンテンツ、つまりリカラー・リテクスチャーであれば、そんなに難しくなく作れます。
ちょっと布地のパターンや色を変えたいとかであれば、手軽に始められると思います。(もちろん凝りだすと手間も時間もかかりますが…)
モデリングから始めると、どうしても時間も手間もかかるので、途中で「あーーーもう、ヤメヤメ!」って事にも。自分はそうやって放置してる作りかけ、いっぱいあります…
なので、思い立った時にサッと弄れる、リカラーを、カスタムコンテンツ作った事ないなーという方にも、ご紹介したいと思い書いてみました。
目次
- 準備編(このページです)
- CASリカラー編
- オブジェクトリカラー編 #1
- オブジェクトリカラー編 #2
- オブジェクトリカラー編 #3
- 番外編 CASパーツのコンポーネント(準備中)
必要な物
- Sims 4 Studio
- Blender (任意 リカラーだけの場合無くても大丈夫だったりします。)
- ペイントツール
制作準備
STEP1 Sims 4 Studioのインストール
まず、Sims 4 Studioをインストールします。
http://sims4studio.com/
こちらのページの Download Sims 4 Studio – Open Beta Version
(http://sims4studio.com/board/6/download-sims-studio-open-version)
からツールをダウンロードします。
アカウントの作成が必要ですが、右上の「Welcome Guest. Please Login or Register.」の所のregisterから登録が行えます。
Installerを選択すれば、インストールウィザードつきの物がダウンロードされるので特に拘りがなければこちらがいいと思います。
STEP2 Blenderのインストール(任意)
必用であればBlenderをインストールします。
リカラーだけの場合、Sims 4 Studio上でもプレビューできるので、使用しなくても大丈夫です。
ですが、リカラーに物足りなくなったら、ちょっとしたカスタムもSims 4 Studioで比較的簡単にできるのでインストールしておいても便利かな、と思います。
先ほどの、Sims 4 Studio(以降S4Sと略)ダウンロードページにBlender 2.76のダウンロードリンクがありますので、そちらからもダウンロードできます。
その他のバージョンが欲しい場合はこちらから。
https://www.blender.org/download/
S4Sでの動作が保障されているのは2.76と2.70のようです。(2017/12/01現在)
試しに2.78での動作を確認してみました。S4Sへのインポートは問題ありませんでしたが、エクポート時にエラーが出て出来ませんでした。
環境によるものなのかは分かりませんが、他にも最新のBlenderで作業をしたい場合、S4Sとの互換用に2.76も同時にインストールしておく必要があるかもしれません。
STEP3 ペイントツールを用意
ペイントツールですが、すでにお使いの物があればそちらで。
できればDDSフォーマットを扱えるツールがあれば用意します。無かったとしてもS4Sはpngフォーマットから画像のインポートも可能です。当ブログでは目的によってpngとDDS両方を使用しての制作を前提として説明します。
以下に、DDSフォーマットを扱える画像編集ソフトをいくつか。
- Photoshop(http://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html)
こちらのプラグインを導入する事でDDSフォーマットを扱う事ができます
NVIDIA Texture Tools for Adobe Photoshop
https://developer.nvidia.com/nvidia-texture-tools-adobe-photoshop
導入方法については「NVIDIA Texture Tools for Adobe Photoshop」で検索するとすぐに情報が出てくるかと思います。 - GIMP(https://www.gimp.org/)
無料で使用できます。しかもかなり多機能です。 - Paint.NET (https://paint-net.softonic.jp/)
無料レタッチソフトです。ちょっとした描画もできます。UIもシンプルで複雑な操作を必要としないので、使い慣れたペイントソフトで描いてDDS変換だけこちらで、といった使い方にもいいかもしれません。
また、DDSは扱えないのですが、無料で使える高機能なペイントツールとして、こちらも。
- Krita(https://krita.org/jp/)
オープンソースのソフトウェアです。無料で使用できます。
しかもかなり本格的にお絵かきできます!
さて、必用なツールが用意できたところで、さっそくS4Sを立ち上げてリカラー制作を開始します…
と思ったら1ページでは収まりそうにないので、続きます。